「おとうとは青が好き」という絵本を
市の職員が紹介していた。
アフリカ(エチオピア?)の写真が
主な内容の本のようだ(絵本だったのかどうかは疑問)。
中身を少しだけ見せていたが、
TVの画面で見てもわかるほど美しい青や黄色の写真だった。
それを見た瞬間に思った。
普段過ごしている身の回りにも
たくさんの色があるのだ。
中にはハッとするくらい美しい色もあったのかもしれない。
私が気付かなかった、見てあげようとしなかっただけで。
物事をありのままに見る、ということは難しい。少なくとも私には。
そこにありとあらゆる主観が入るからだ。
自分の主観ならよいが二次情報、三次情報となると伝達者の主観が少なからず内在する。
物事を判断する時に一次情報から、他人にどう思うか、どう受け取ったかを聞くこともあるが、自分にとって大切なことは情報を自分の主観で受け取って、判断したいと思う。
もちろん他者の意見、見方を否定する気はない。
それは自分とは違う見方であり十分検討されるべき内容だ。
同じことでも、こう受けとるのかと思う時も日常で多々ある。
しかし、それらを吟味した後で
最後の最後で決めるのは自分でなければならない。
自分自身の決断は人のせいにはできないからだ。
願わくば、主観も客観も除いて
ありのままをありのままに見たいと願う。曇りなき心の目を持ちたい。
虚心坦懐の心であれるよう。
その上で決断したい。進みたい。
曇りなき 心の月を さき立てて
浮世の闇を 照らしてぞ行く
伊達政宗
好きな言葉である。
0 件のコメント:
コメントを投稿