2013年11月16日土曜日

散歩すること

3年前は1年ほど散歩を日課にしていたが全く行わなくなってしまった。

痩せるために運動、頭のために運動、健康のために運動。
これだけ良いことづくめで運動しない理由がどこにあるのか。
等と思いながら突発的に散歩を始めた。

歩きながら考えていたことは
なぜ以前は日課にしていたのにできなくなったのかということ。
ひとえに時間をかなり取られることがある。
以前は1時間15分毎日歩いていた。
そして、散歩する前にジャージに着替えて、準備体操して、
終わったら汗をかいているからシャワーを浴びて…
となるとやけに時間がとられる。

もちろん、健康のための運動なのだから
それ以上に有意義なことがあろうか、もっと無駄なことに時間使ってるだろうと
思う自分もいるのだが
とりあえずそんなもう一人の自分はおいておく。

1時間15分歩くのはいいが、準備も含めて+15分くらいで完結したい。
出来れば準備も含めて1時間で完結できると管理しやすい。

では、どうして以前は1年間続いたのか。
これは田舎の利点なのだが、歌いながら歩いてたというものがある。
当時はカラオケにはまっており
恥ずかしい話だが、歩いている間中熱唱である。
イヤホンをしながら熱唱しつつ、歩く。
もちろん真昼間にすると人目に付いて恥ずかしいので歩くのは夜だ。
これは可能な環境がいれば人に勧めたいと思う。
のどすっきり、気持ちすっきり、運動と歌で二重にストレス解消。

だが、そんなカラオケも飽きた。
それと同時に夜の散歩習慣も収束していった。

今続かない理由、以前続いていた理由を列挙して考えてみると、

つまり、今の私が散歩習慣を続けるためには
何より汗をかかなければいいのだ。
疲れなければいいのだ。
それが運動なのか?といわれたら疑問だが有酸素運動とはそういうものだと信じる。
一回に歩く時間ではなく、継続して行うことが大事なのだと信じよう。
よって一回を短めに設定しよう。

ということで、今は睡眠から目覚めるとコーヒーを飲み、シャワーを浴びる。
これは目を覚ますためである。
ならば、この中に散歩もいれてみてはどうか。
よりよい一日になりえるのではないだろうか。

続いて、歌に変わる楽しみを見つけなければならない。
それは運動そのものではないのか?と思うかもしれないが
そこまでスポーツマンでもないので難しい。
が、今日は歩いていると2人の人に出会った。
ひとりはおばあちゃん。
こんにちわと挨拶をすると、にっこり笑って返してくれた。
そして、小学生以来で登ってみた山の上の団地にすむおじさん。
多分、見慣れない顔がきょろきょろと歩いていたからだろうが
「どこいってるの?」と話しかけてくれたので、
近くに住んでるんだが、ここまであまり来る機会がなかったので散歩していた旨を告げると
私が行き止まりだと思っていたところの裏に実は道があることを教えてくれた。
お礼を言って行ってみると確かに道があり、普段よく目にしている道路にでていた。

こんなところにでていたとは!
その一件から始まって、よくよく目を凝らすと、周囲の色のきれいなこと。
ケイトウの鮮やかな赤紫は目に映え、道路横の並木はきれいに色づいている。
田畑は黄色のような緑のような、表現できない色合いだ。
電線の上には鳥がとまり、こちらを見ている。
山の向こうに見えるさっきまで歩いてきた道路の横の木は均等な高さだと思っていたが
よく見ると2つとびぬけて高いものがある。

知らないことがたくさんあるのではない。
知っていることの方が少ないのだ。
そこに"在る"ものに比べたら、人間が知っていることなんてたいした量ではないのかもしれない。

明日も見てみよう。
曇りのない目を意識して。そこに"在る"ものを。
この習慣が続くかどうかわからないが、
思いついたらやってみることだと思っている。

まずは明日の朝起きたら、である。

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