2013年11月3日日曜日

ハムレット

ずっとシェイクスピアのハムレット(岩波文庫)を読んでいた。
どの翻訳でもそうだが訳者の解釈によって全く意味が異なってきそうな雰囲気がある。
岩波文庫のマクベスは芝居を意識して読めたのだがこちらはどちらかといえば読み物な感がある。

様々なシーンにおいて、狂気を演じるハムレット、苦悩するハムレットがいるが、この時点でのハムレットは欺いているのか、正常なのかといった部分が私の読解力のなさも手伝ってか、いまいちわかりにくい。

今は便利な世の中でiBooksでShakespeareの英文も無料で読める。
拙い英語ではあるが読み取りの補助としている。

とはいえ、訳文の不味さというつもりもない。あくまで私にはわかりにくいだけのことだ。話の筋だけを理解したいだけなら漫画版などを読めばいい。
噛み締めてみたいからこそ英文と訳文を片手に読んでいるわけでもある。
この作業がもう本当に楽しい。
いちいち「ここは違うだろう!?」と訳文や、ハムレットに突っ込んだり考えさせられたり共感しながらである。

藤原竜也主演ハムレットの舞台のYouTubeがネットにあったので開始5分ほどみていたが舞台演出や人によって同じ脚本でもまったく印象が異なるのだなと感じた。

ハムレットの前にマクベスを読んだが、文章としてはマクベスの方が好きだ。
短いのもあるが、韻やリズムがまとまって洗練されている気がする。
とはいえ、まだハムレットを読み終えていないので初読はストーリー理解に留めるつもりだ。
これは恐らくだが読めば読むだけ介錯や理解が拡がる物語であると思われる。
二読、三読と繰り返して噛み砕いていきたいと思う。

楽しいよ!シェイクスピア!




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