人を動かす(原題:How to win friends and influence people)
D・カーネギー著、山口博訳
創元社(1999-10-20)
ISBN 978-4-422-10051-7
◎本書を手に取った理由
P.F.ドラッカーの自己実現本を読んでいて、コミュニケーションについての記述から
より深めて見てみたいと考えたため。
◎要旨とメモ
目次と章の最終が要旨である。
元々、この本はD・カーネギーが自身の講習会で使用するために適したテキストが
なかったことからカードを作り、それが冊子となり書籍となったようだ。
人を動かす三原則
・批判も非難も苦情も言わない
リンカーンのエピソードが興味深い(!)
「人を裁くな。人の裁きを受けるのがいやなら - リンカーン座右の銘」
・人の長所を考え、心から褒める
「己よりも賢明なる人物を身辺に集むる法を心得しものここに眠る - カーネギーの墓碑」
「どんな人間でも、何かの点で私よりも優れている。私の学ぶべきものを持っているという点で - エマーソン」
・人の立場に身を置き、どうすればそうしたくなる気持ちを相手に起こさせられるかを考える
「成功に秘快というものがあるとすれば、それは、他人の立場を理解し、自分の立場と同時に他人の立場からも物事を見ることのできる能力である。 - ヘンリー・フォード」
Win-Win