2011年11月29日火曜日

人を動かす

◎書籍情報
人を動かす(原題:How to win friends and influence people)
D・カーネギー著、山口博訳
創元社(1999-10-20)
ISBN 978-4-422-10051-7


◎本書を手に取った理由
P.F.ドラッカーの自己実現本を読んでいて、コミュニケーションについての記述から
より深めて見てみたいと考えたため。


◎要旨とメモ
目次と章の最終が要旨である。
元々、この本はD・カーネギーが自身の講習会で使用するために適したテキストが
なかったことからカードを作り、それが冊子となり書籍となったようだ。

人を動かす三原則
・批判も非難も苦情も言わない
リンカーンのエピソードが興味深い(!)
「人を裁くな。人の裁きを受けるのがいやなら - リンカーン座右の銘」
・人の長所を考え、心から褒める
「己よりも賢明なる人物を身辺に集むる法を心得しものここに眠る - カーネギーの墓碑」
「どんな人間でも、何かの点で私よりも優れている。私の学ぶべきものを持っているという点で - エマーソン」
・人の立場に身を置き、どうすればそうしたくなる気持ちを相手に起こさせられるかを考える
「成功に秘快というものがあるとすれば、それは、他人の立場を理解し、自分の立場と同時に他人の立場からも物事を見ることのできる能力である。 - ヘンリー・フォード」
Win-Win

経営者の条件

 ◎書籍情報
経営者の条件(原題:The Effective Executive)
P.F.ドラッカー著、上田淳生訳
ダイヤモンド社(2006-11-09)

◎引用
成果をあげる人に共通するものは、つまるところ成果をあげる能力だけである。(P42)

成果をあげることは一つの習慣である。実践的な能力の集積である。
実践的な能力は習得することができる。それは単純である。あきれるほどに単純である。
7歳の子供でも理解できる。しかし身につけるには努力を要する。(P42)

いかなる分野においても、普通の人であれば実践的な能力は身につけられる。
卓越は出来ないかもしれない。卓越するには特別の才能が必要である。
だが、成果をあげるには人並みの能力があれば十分である。(P43)

◎要旨
構成としては序章にて提起、第一章~第七章で解説、終章でまとめという構成である。
原題であり、本書において主要な単語であるExecutiveは
1.(会社などの組織の)幹部、重役
2.(政府や国家の)高官、高位の行政官
3.(政府の)行政府、行政機関
という意味であるが、ドラッカー氏は
”エグゼクティブとは行動する者であり、物事をなす者である。”(P5)
”知識労働者として自らの組織の業績に貢献すべく行動し、意思決定を行う責任を持つ人たち"(P27)と定義している。

Think different more

最近、習慣づけていることがある。
仕事が忙しくても、疲れてても必ず本を開くことだ。
しかし、ただ読むだけでは意味がない。
よって、読んだ本をこのBlogにアウトプットしていく。
人に見てもらうことも目的のひとつだが
主としては自分が後から読み返して考えをまとめるためである。
何を書くというわけではない。
書評でもなく批評でもなく感想というつもりでもない。
ただ、形式は決めておこうと思う。
最初に書籍情報、最後に私個人として、
知人に勧められるかどうかを記載することで
締めようと思っている。

良い本は何度も読むつもりなのでひょっとすると
前とは違ったことを思った場合は再投稿をする可能性もある。

題名のthink differentはapple.coの有名なCMからとった。
訳は"異なった考え"
CMでは天才たちに対しての言及であるが
凡人たる我が身においては別の願いを込める。

願わくば、このアウトプットを後日読み返した後に
再度異なった考え、気付きを得ることができるように。
そして、文章の推敲を重ねることができるように。
昨日より今日、今日より明日、明日より明後日と
日ごとに成長していけるように。
その成長が異なった考えであるように。

以上