2012年11月15日木曜日

首相、異例の解散日明言

まず、私個人として野田首相に対しては一定の評価はしています。
前任者2人(特に前々任)が酷すぎたというのもあるかもしれませんが
停滞していた政治を進めはじめたという点からです。

このタイミングで解散日明言に関して私は評価します。
確かに最近の国会を見ていてもいつ解散するんだ?ばかりで
全く議論が進んでいなかったので(議論してるの?という疑念はありますが)。
この報を私が最初に思い浮かべたのは以下の言葉でした。
それは日露戦争の名参謀として、司馬遼太郎著の「坂の上の雲」で有名な
秋山真之氏の天剣漫録という所管を示した書き込みの中にあります。

敗くるも目的を達することあり。
 勝つも目的を達せざることあり。
 真正の勝利は目的の達不達に存す。

負けても目的を達することもある。
勝っても目的を達せないこともある。
本当の勝利は目的を達せたか達せなかったかによるという意味です。

野田首相の目的は
赤字国債法、議員定数0増5減、社会保障制度改革を達成することだったのだろうと。
恐らく民主党は政権与党にはなれないでしょうが、
負けても次代へ残すことは出来ると。
民主党が政権与党となってから3年。
ようやっと政治が未来に向けて歩みはじめたと言えるのではないでしょうか。

3年前は寄せ集め集団でしかない民主党。
今回の解散日明言で離党する政治家も多いでしょう。
しかしながらそれで膿を出してほしい。
膿を出した上で、純粋な政党として再度政権与党を目指してほしい。
そう思っています。

2012年11月14日水曜日

11月13日天声人語

なるほど、そう見るのかと参考になった。
2日連続政治の話題で恐縮…というより珍しいのだが目を引いたのがこれなので記載しておく。

昨日、民主党は謙虚さや丁寧さを無くしていると記載した。
しかしながら、天声人語では自民党の赤字国債法案に対する協力を北風と太陽の話で例えている。
攻撃するのではなく、協力することで解散という環境を整えていると。

また、今の政治を戦前の民政党と政友会の争いになぞらえた記載もしている。結果的に民心は政党から離れ軍部が力をもつようになったと。
歴史に対しては無知であったので、二大政党の名前を知っていた程度であったが同様のことがあったとは。
私は二大政党が拮抗して欲しいと昨日書いたが、それは確かに民心を疲弊させてしまうのかもしれない。
そうならないで欲しいところである。

比喩やなぞらえ、自身の知らない知識が面白いなと思ったので記載してみた。

2012年11月13日火曜日

自民党は与党ぶるな

ふと新聞の雑誌広告か何かで目にしたフレーズ。
全くその通りだと思う。

最近の自民党政治家のコメントからは
既に与党であるかのような発言が目立つように思える。
そもそも私は民主党政権になることは嫌だった。理想ばかり語って現実がないと思っていたからだ。
だが、そんな私でも最近の自民党はどうだと思う。
二言目には解散。
解散すれば、自分たちが与党第一頭となる自覚もあるためだろう。
約束だ、嘘つきだと文句だけ言って、政治を先に進めない。
4年前も同様のやり取りをみた気がする。立ち位置は真逆だったが。

確かに時流は自民党に向いているはずだ。だが、方丈記の木登り名人の説話にもあるが、地面が近い時こそ慎重にいくべきだ。こういう時こそ丁寧に謙虚にいくべきだと思う。
でないと、また木から落ちてしまうよと。

個人的には、敗北を知った自民党、現実を知った民主党に二大政党として争ってほしいなと思っている。
与党が毎回出来レースなのではなくて、どちらも拮抗してほしいなと。
とはいえ、長いものに巻かれたがる日本人からすればそれは理想論なのだろうなぁと…。

立場は違えどひとつの目的に向かって計画的な政治をしてほしいですね。