2014年1月10日金曜日

桑田氏と金田氏の対談

News ポストセブンの以下の記事。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140110-00000011-pseven-spo

この対談はいろいろと参考となった。
雑誌記事等はほとんど読まないのだが、たまたま見かけたこの記事をみて
対談というのはいろいろと参考になるものだとも感じた。
また、それに対するFacebookコメントも非常に参考になった。
メモとして置いておきたい。

まず、ツーシームに関して
金田氏が知らないことに対して、ライターが驚く。
──えっ、ご存じないんですか?
おそらく知っていて当然と思っていたために余計に驚いたのだろう。
とはいえ、この反応に関してライターが駄目というつもりもない。
誰しも自分の想像と違っていたら驚くものだと思うから。
そのワンクッションがあったからかもしれないが、
桑田氏は説明口調ではなく、静かに事実を伝えている。

一般的なストレートから、握りの向きを変えて、縫い目に人差し指と中指を沿わせて握るボールです。少しムービングするので、最近、多用されていますね。
ここで学ぶべきことは、相手が知らないということを受け止めることだろう。
そもそも知っていて当然などということはおこがましい話だ。
誰しも知らないことはある。だから人は学ぶし、知ろうとする。
相手が知らない場合は、それを受け止めた上で伝える。
否定はしない。驚きもしない。肯定した上で、伝える。
ここの対応を間違えると不快に思う人も多いと思う。
私自身もそう感じたはずだ。
気をつけねばならない。

D・カーネギーの本に確かあった言葉だが
相手が知らないと言ったことは、忘れているのだといって伝えてやる。
というのがあったはずだ。まさにそれだろう。

続いて、桑田氏が金田氏を尊敬して、褒めている点、
金田さんのような超一流のカーブは、
と尊敬を言葉にしている。
それを受けて気持ちよくなったのだろう。
金田氏も自身の球を
もはや芸術の域だよ。
と自画自賛している。それに対して、桑田氏の
すごいなァ。スローカーブはなかなかコントロールができない最も難しい球ですよ。
と褒め言葉をかぶせる。実際すごかったのだろう。
桑田氏の本心であるにしても、金田氏も気持ちよく話せたに違いない。

誰が優れているという訳でもなく、
誰が劣っているという訳でもない。
ありのままに認め、相手を尊敬すること。
相手を下げること、けなすこと、否定することで自分が上位に立たないこと。
言質の正誤よりも対応によって人の上位は決まる。

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